2012年3月31日土曜日

2501: あ行の映画


ペネロペ・クルス・・・コンスエラ・カスティーリョ
ベン・キングズレー・・・デヴィッド・ケペシュ
パトリシア・クラークソン・・・キャロライン
デニス・ホッパー・・・ジョージ・オハーン
ピーター・サースガード・・・ドクター・ケニー・ケペシュ
デボラ・ハリー・・・エイミー・オハーン

老境を迎えつつあるデヴィッド・ケペシュは名の売れた大学教授。これまでの人生で、恋愛においては心の結びつきよりも刹那的な快楽を謳歌してきた男。ある時、そんな彼は30歳も年の離れた学生コンスエラ・カスティーリョの美貌に目を奪われる。デヴィッドとは対照的な恋愛観を持つコンスエラだったが、やがてふたりは恋に落ちる。そして、完璧な乳房を持つコンスエラの肉体の虜となってしまうデヴィッド。親友である詩人のジョージは深入りするなと忠告するが、いつしかデヴィッドは人生で味わったことのない嫉妬の感情に振り回されていく。(オールシネマより)

朝から風呂に入り、朝シャンし、身支度をばっちりして、まるでデートかと言われそうだけど、そうでもしないと、寝てしまいそうな雰囲気だったもの� ��・・・

車の運転もあるし、しゃきっとしなきゃねって事。

この週は大作系の封切りが2本ぱかしあったけど、それには目もくれず、ありえない速さで見に行ったわよ。
だってねぇ・・・密かに思い続けている(笑)ピーターの映画が3年ぶりに日本に来たんだもの。
それも、大きなスクリーンで見られるのよ、字幕もあって意味もわかるっ!
もう、嬉しくて嬉しくて、前日なんて、どんなピーターが見られるのだろうと想像するだけで、ドキドキしてたわ。

そう、ホント、デートな気分だった。

でもね、最近、思うんだ。
自分の趣味って変わってるよな〜って。
え?今更認識する事じゃないって?
うぅむ、なぜ好きになったかって言うなら、その雰囲気かな?

そんな事を考えながら、運転しながらご機嫌で召鯒唱しつつ映画館へ・・・

話自体は全く興味対象外です(爆)

若い恋人を持って、自分の老いを実感し、彼女の周りの状況や、いずれ、若い男性に取られてしまうだろう、と言う恐怖。
そして、彼女の行動すべてが気になって、出かける先まで近所に来た、と嘘を言ってまでストーカーまがいな行動を取る。

そりゃぁねぇ、気になるでしょうよ。


男の子と女の子の違いは何です

今まで感じた事の無い感情を友人のジョージに話しては、笑い話にしようとする。
ジョージは「別れた方が良い」と言うが、実際は離れられるはずもなく。

まさに、恋は盲目ってのだよね。

前半は、そんな老人の心象とを延々とやってるわけです。
もう・・・退屈で・・・・・

話が漸く進んだのは、彼女と別れてから。

彼女は本気だった、この30歳も離れた相手との恋に本気でぶつかって行ったのに、臆病になり関係を壊したのはデヴィッドの方だった。

彼女は、両親や親類に彼を紹介したいと、何度も呼んだのに、彼はなんだかんだと理由をつけて断る。
最後に、卒業パーティーの出席を頼まれたときには、渋々ながら了承するが、それも寸前で故障にあったと見え見えの理由で行かなかった。
それきり、彼女から連絡は入らなくなる。

自分のような歳のいった者が、彼女の両親に、どう会えば良いのか、悩むのは分かる気もするけどね〜。
世間一般的に見ると、奇異に見られる部分が無いとは言えないから。

その後、彼女のいない事に慣れようとしている中、親友のジョージが突然倒れ、そのまま亡くなる。
一人残され、孤独なデヴィッドに、自分と母親を捨てて出て行ったデヴィッドを恨み、そんな父親のようにはなるまい、と思っていたはずの息子ケニーが「愛人ができたんだ」と相談にくる。(また、そんな役かいピーター、と思った瞬間(笑))
しかし、大きな溝のある親子、まともな相談事ができるはずもない。

2年の歳月が経った、大晦日の夜、彼女から連絡が入った。
話したい事があるのだ、と。
デヴィッドは「結婚する」報告だと思い、連絡を取るのをためらいつつ言われた携帯番号に電話する。
そして、彼女はデヴィッドの部屋に来て、ある事を告げる。
「乳癌になった。」と。
この2年、デヴィッド以外に興味を持つ男性は居なかった、とも。
身体を傷つけられるのが怖い、と。

そして、願いを言う。

デヴィッドは、彼女の姿を写真に収めるのだった。

彼女が、いつ手術をするのか知りたくて、ケニーを訪ねてくるデヴィッドを見て、ケニーは何かを感じたのか、態度を軟化する。

彼女の病状は思った以上に悪化しており、結局、胸を全部亡くす事になる。
「もう会えないわね。」
という彼女に
「ずっと一緒だ。」
というデヴィッド。


人生の価値リヴィンですか?

とまぁ、観点の絞りにくい映画でした。
前半は、歳の差に苦しむ男。
後半は乳癌に悲しむ女。
それとも、歳の差なんて関係なく相手を想う、大きな愛情?

自分はおじ様好きけど、現実問題は別なので、こういうのは理解できないかな〜。
ただ、中心が男性の方なので、女性の気持ちはどうだったのか、いまいち掴みきれなかったかな。
ただ、決意は堅かったような。

後、ベットシーンとか苦手なうちには辛かったな〜。

時々見かけるベン・キングスレイ、相変わらず良い味だしてます。
歩く姿勢がかっこよいのかな?
立ち姿だけでも語ってるっていう感じ。
コートの裾を翻して歩く姿はかっこよかったですね〜。
そして、若い恋人の事を想い、悩む様は、醜かったですが、嫉妬ってどこか醜い感情かと思うので、そういうのを感じられるのも流石かと。

親友役のデニス・ホッパーが、とっても良かったかな。
良い悪友、何でも相談できる相手、良い聞き役。
彼が話しを聞いてくれてたからこそ、デヴィッドの破天荒な人生がまかり通った気がしないでも無い。
それにしても、逝く間際の親友へのキスの意味は何だったのだろう、と考えてしまうよ。

ペネロペ、身体張った演技だよね、というか、あんなにあけっぴろげに胸見せられたら、最後には裸だって事も忘れてしまうくらい見慣れてしまった。

以前、ピーターと共演していたパトリシア・クラークソンも頑張ってましたが、熟女好みか若い子好みかで別れるところだな〜。
ペネロペを見た後だと、やはり年齢の差は体型やお肌に出るわけで、なんだか身につまされる思いで、パトリシアを見ていたのでした。
でも、彼女の声とか喋り方が可愛い気がするので、好きなのよね〜。

で、で、ピーター・・・
3年待った、日本上映映画が来るのに3年。
ホント、ジャーヘッド、フライトプラン以降、こんなに待つとは思わなかった(涙)


民間伝承では、ウェストバージニア州で開始したとき

前半で出てくることもなかろう、と思っていたが、声だけは早い段階で聞けた。
電話の留守電メッセージでね。
「きゃぁ〜〜んピーターの声、声よっ!」
そう、外国俳優さんの声で、唯一聞き分けられるのはピーターだけ。
あ、ロバートさんも聞き分けられるかな?
最初に声を聞いたきり、退屈なシーンが続く。
そして、ストーリーも中盤になって、漸くの登場。
父親に「愛人が出来たんだけど、どうしたら良いだろう」っていう、なんとも言えない役だけど。
でもね、小奇麗よ、小奇麗。
あのタレ目で眠そうな雰囲気はバッチリ健在(え?)
いやぁ〜〜ん、相変わらずの雰囲気ね、と気分はすっかり乙女さん。
手を前で組んで心の中で「きゃぁ〜きゃぁ〜」と叫んでおりました。

しかし、愛人ができたけど、妻も好きだ、な〜〜んてふざけた事抜かしやがる奴は許せませんわよ。
おまけに、その事を奥様にも話したって言うし・・・
父親、呆れてました(笑)
いくら、女をとっかえひっかえしてた父親のようになりたくないからってね〜。
いわゆる、葛藤のしどころって奴ね。

次のシーンは、ジョージが亡くなって憔悴してるところに、またしても相談にくるってところ。
愛人の両親に会いに行く、とデヴィッドに話す。
付き合ってる相手はちゃんとした男なんだよっとアピールしたいらしい。
いや、浮気してる時点で間違ってるし(苦笑)

この時のピーターの服装は、紺色の袖無しカーディガン。
おや、以外にさっぱりした服装ね、こういうのも似合うのね〜、何て思いながら見てました。
ここまで来ると、字幕を見るか、顔を見るかで大きなスクリーンを視線がウロウロ。
字幕見ないと意味わかんないけど、スクリーンにでかでかつ映るピーターの顔をじっくり見たいし・・・あ、でも、じっくり見る顔でもないかも・・・
なぁ〜〜んて思ってしまった。
だって、別にかっこいいわけでも何でもないもの。

ダニエル・クレイグとかだったら、そのクリスタルのように綺麗な瞳の色を見てるだけで、ホント、くらぁぁ〜〜〜ってくるけどさ、ピーター君見ててくらぁ〜っとくるかって〜と・・・あ、もちろん、うちはくらぁ〜〜っとくるけどね。
そこがファンたつ所以。

そして、また、暫くおじさんの憔悴シーンに・・・

後、ピーターの白衣姿があるはずだ、とそれを支えに何とか見続ける。

出た、出ましたよ、病院です、てことは、ピーターの白衣ですぅっ!!


これ、これが見られただけでも、それまでの時間が報われるってものさ。

コンスエラから電話するな、と言われたので、仕方なく息子にコンスエラの病状やら手術の日を聞いてもらおうと父親が病院を訪ねるシーンです。
一人の女性に対して、こんなに一生懸命な父親を見て、息子は協力するのね。
「あの親父が、こんなに女性で一生懸命になるなんて・・・」と驚き半分、見直し半分てとこでしょうか。
女性を本気で愛せなかった男が、老境に入って初めて本気になれる相手と巡り合えた、という話という側面も感じたわけで。
本気で人を愛せるはずが無いと思ってた父親が、わざわざ女性のために、自分のところに訪ねてくるというのは、息子にとっては驚きでもあっただろう、と思ったわけです。

そこで、息子は「あなたと違って、俺は、まだ妻と一緒にいるよ。」と言います。
そこは、子どもの頃、自分たちを捨てていった父親と同じようにはなるまい、という気持ちが強いからでしょうね〜。

でも、浮気は浮気、許されないわよ。

さて、さっきから叫んでいるピーターの白衣。
初めてよね、医者姿のピーターって。
白衣姿はハウスでのロバートさんがナイスだったけど、ピーターの白衣姿も良かったわ。
うん、良いお医者さんって感じだったわよ。
ていうか、結局、ピーターなら何でも良いの。

で、ロバートさんでもピーターでも、医者役やると、胸のところに、写真入りのスタッフバッジつけてるのよね。
あの名札・・・欲しい(爆)
ハウスを見てる時も思ったんだけど、あの名札ってどんなデザインなんだろって思う。
名札がアップになる事が無いから、いまいち、謎なんだけど、顔写真が入ってるのよね〜。
あれ、欲しい〜〜〜><

で、この映画、複数見るか?と問われれば、Noです。
いつかはピーターのために、ジャーヘッドとフライトプラン、あわせて10回見に行ったけど、この映画は1回で良いです。
後はDVD待ちします。

いくらピーターの癖のある声がナイス音響から流れて、クラクラしても、そのタレ目な顔がアップで見られても、あの映画のストーリーを見続けるのは、ちょっと苦痛かも・・・

次に予定してるホラーといい、もう少し、見やすい映画に出て欲しいわ〜。



These are our most popular posts:

前の 30件 - after you:So-netブログ

2010年4月6日 ... まさしく田舎のバンド丸出しなわけですが、その音楽といったら、「貧乏ですが、何か?」 てなもん。 音符が跳ね回るよう .... サラ・タヴァレスのアルバムにゲスト参加した時の、 リラックスした歌いぶりが印象的だったので、 あんな感じでファドが歌え ... read more

映画と暮らす、日々に暮らす。:ライトニング・イン・ア・ボトル - livedoor ...

2006年11月21日 ... 陶酔ですよ。 ブルースかぁ~~、なんて言ってる人、どこの人? あちらは音楽の層が 厚いんだわね。 私たち日本人の .... vivajijiさんに教えていただいてからもう何回観てる かわかんない、お気に入りの1本! ... とにかく贅沢じゃないですか! read more

奇天烈音楽館 Strange Kind of Music: 2010年5月

2010年5月31日 ... 英語でもよかったのですが、ドイツ語版のほうが若干お買い得だったことと(未曾有の ユーロ安の恩恵でしょうか)、最終的に .... おまけは何歳になってもうれしいです。 .... ウルマーはあえて持ち味であるゴリゴリ感を押さえて、クリアーかつ繊細なブルース ギターを披露。 .... Machacekのギターは相変わらず素晴らしいのですが、割り込んで くる奥さんのボーカルは可もなし不可もなしという感じで、特別に何かというものは感じ られません。 ..... この時期、サラ・ヴォーンと同じステージに立ったこともあるそうです。 read more

「いっき」のJAZZあれこれ日記(ブログ): ブログ

2010年1月26日 ... ジャズを熱く語る?ブログです。ジャズアルバム紹介、ジャズ喫茶訪問、レコード・CD ハント、オーディオ他。 フォト. プロフィール ... いっき on まじめな出来ですが何かもう一 つ来ない。 ..... 当時謎のギタリスト、ジェームス・ブラッド・ウルマーもいました。 フュージョン・ ... で、最初に感動したのが、サラ・ボーンの『枯葉』のタイトル曲。 read more

Related Posts



0 コメント:

コメントを投稿